特別活動


アイデアを選ぶ
ディスカッションタイムで出たアイデアの中から、
「今、本当にやってみたいこと」を選びます。
テーマが決まったら、活動の目的やイメージを共有し、仮プランを立てます。
企画を練る
実現に向けて、必要なことを整理していきます。
この段階では、ただ「やりたい」だけでは通りません。
スタッフや保護者に向けて、仮プランのプレゼンテーションを行います。
質問や懸念に答えながら、企画の意義や見通しを伝える必要があります。
ときには、手ごわい交渉相手になることも。
でもそのやりとりこそが、社会との接点であり、
自分の考えを深める貴重な機会でもあります。
企画を練るときに考えること
- 何をしたい?活動の目的は?
- 場所・時間・メンバーの構成
- どんな準備が必要→道具・材料・費用など
- 安全に進めるには→配慮すべきこと、リスクへの備え
- どう分担する→それぞれの役割と協力のかたち
- うまくいかない時は→想定される課題と、柔軟な対応策
これらを整理することで、企画の輪郭が少しずつはっきりしていきます。
見通しを立てる
話し合った内容を「しおり」や進行表にまとめ、全員で共有します。 文字や絵で可視化することで、活動の流れが見えやすくなり、期待感も高まります。
実行する
準備が整ったら、いよいよ本番。
自分たちで進行し、臨機応変に対応しながら、活動をやり遂げます。
保護者の方にサポートをお願いすることもありますが、
中心となるのは、あくまで子どもたち自身です。
振り返る・伝える
活動後は、必ず振り返りの時間を設けます。
うまくいったこと、予想外だったこと、次に活かしたいこと——
自分の言葉で記録する見直しが、「次の挑戦」につながります。
また、協力してくれた方への感謝の気持ちも忘れずに。
手紙やメッセージで伝えることを促します。
この活動で育まれる力
- 企画する力:アイデアを現実に落とし込む力
- 伝える力:自分の考えを整理し、相手に届ける力
- 協働する力:仲間と支え合いながら進める力
- 創造する力:ひらめきをかたちにする力
- 感謝を伝える力:人とのつながりを大切にする心
- 社会とつながる力:現実の条件や他者の視点に触れる経験
- 主体性:自分で選び、動き出す力
自分たちで動かす「プロジェクト」
特別活動は、決められたプログラムではありません。
子どもたちが自分たちで考え、やりとげ、振り返る——
その一連のプロセスが、マザーツリーならではの「まなび」です。
現実に向き合いながら、創造的に挑戦する。
その経験は、きっとこれからの人生にもつながっていきます。